院生ハードラーの雑感

院生ハードラ―が比較的真面目につぶやきます。どうぞお付き合いください

近況

久しぶりの投稿になってしまった、言い訳をするとこの数週間は諸々が何となくうまく噛み合わずだった。

 

まず7月の第一週と二週末に試合があったが、あまり芳しい結果とは言えなかった。
反省は済んでいるので感想を言うと、ある程度記録が安定している時に殻を破ることへの心理的抵抗はかなり大きいものだなぁと。


ただ今週頭の練習で好材料も見つかった、前半の200mHを24"00で入って6,7台目までを4"50以内のインターバルで回せた。
しかも努力度はそれほど高くない(9台目くらいまでは綺麗に行けそうな感じ)。この感覚をたたき台にあと2,3回競技場練習を挟んで本番に臨もう。

 


論文の方はまとめるのを急いだせいか、今読み返すとかなりintroとdiscussionが甘くなってしまっている、簡潔に言うとintroで提起した内容をDiscussionで拾いきれていない、違う言い方をするとdiscussionで主張している内容に比べてintroで風呂敷を広げすぎている。
referenceがだいぶ雑なせいで話を広げれないのかもしれない、もうちょっと詰めてあと10本くらい増えたらいい感じかも。

 


そして今日までの3日間学会に行っており、今電車で帰っている途中。
ポスターもほぼ1日やっつけ仕事で作ったせいで少しクオリティに難があったが、それなりに興味を持ってくれ、時間オーバーしてDiscussionできた。
ただやはり解析方法に馴染みが無いようで、説明をかなりしないと分かってもらえない。図や説明をもっとブラッシュアップする必要を感じた。

 

講演はGraybiel氏やBuzsaki氏など、気になっているラボの最近の動向を聞くのみでほとんどの時間をポスターに費やした。
とにかく実験がひと段落ついてしまったので新しい方向性を探らねければならないとの思いで、目を皿にして駆けずり回り片っ端から質問した、めちゃくちゃ疲れた。

 

思ったのは
誰もやって無い技術や発想で実験をやっている人が最初に目を引く、そしてやっぱり面白い。
しかしスポットライトを当てる対象を限定しすぎているものは(僕の)琴線には触れなかった。(ある程度風呂敷は広げてほしい)
問題意識がはっきりしていると議論がクリアになるので話も広がりやすい。


勿論いろいろな方法があるのだろうが、自分なりにサイエンスにこうアプローチしようっていう方法がある。
それは

”普遍的な事実に自分にしかできない技術、発想で違う切り口を見せる”

ということ。

 

そのようなアプローチをやはり探しているし、そのような研究を見るとやはり目を引くし面白いと感じる。