院生ハードラーの雑感

院生ハードラ―が比較的真面目につぶやきます。どうぞお付き合いください

睡眠をとろう

昨日の練習は500mのあと少し休んで150m

70s(14-14-14-14-14)でテンポ走して150を気持ちよくフローティング。

それぞれ69"3(13.5-13-14-14-14.5くらい)、18.0でこなせた(500は楽ではなかったが)。

 

150はカーブの加速がなかなかハマらないが、直線に出るとググッと加速できる感じが出てきた。個人的に鎖骨の位置はz軸以外には動かさない方が走りのバランスがいい気がするので継続。

 

最近気になったのが睡眠時間、自分は睡眠アプリを導入していて毎日睡眠時間を取っているのだけど、どうやらここ2,3週間を振り返ると睡眠が顕著に減っていることが分かってきた。

練習時間を増やそうと思って頑張っていたが、論文もいよいよ佳境で全体として睡眠が削られてしまっていたようだ。

 

ペンシルベニア大で行われた有名な睡眠の研究によると、2週間6時間しか寝なかった被験者群は2日間徹夜したグループと同程度の認知機能を示したそう。

こちらがJournal)

 

ベースの睡眠時間は8時間と言うことで−2時間を2週間で2徹と同じと言うのは結構な衝撃だ、しかも恐ろしいことに認知機能が低下していることに被験者群は気づいていなかったらしい。

 

勿論認知機能と身体機能とで全く同じ結果を支持するものでは無いと思うが、陸上競技は繊細な競技だから、これは大問題だと思う。

日頃から8時間睡眠になるべく近づける努力をしようと思った。

週末のあれこれ

この週末はかなりバタバタしてしまった

まず土曜日の午前中に兵庫選手権で400mを一本走ってきた、結果はかなりまずいものだったけど(この後新幹線で死ぬほど反省した)自分のターゲットレースはあくまで来週。

来週走れればそれでいい。

 

そのあと東京に行き先輩(新婦)の結婚式に行ってきた。

時間的に二次会だけだったけど、それでも久しぶりに会えて嬉しかったし、なにより晴れ姿がとんでもなく綺麗だった。

あと、自分のとったムービーを二次会で流すビデオに使ってくれていて、それもめちゃ嬉しかった、、、。

二次会を含めて、結婚式に出席するのは初めてで、本人も周囲もここまで幸せオーラ出せるのかと驚き。

結婚はまだまだ先やなぁと思ってたけど、早めに結婚したいなぁって思ってしまった。いやけどまだまだ先やなぁ、、、。

 

カプセルホテルに泊まって、帰ってきて少し作業してバイトして、ようやくひと段落。

明日からまた研究と陸上の日々、十分エネルギーをもらったので頑張れそう。

研究

今日は一日新しい解析プログラムを書いていた。

Fortranに始まり、Cを挟んでPythonはほぼ独学でやってきたけど(Fortranは結構教えてもらったりした)なかなかすらすらと一発では書けるようにならない。

今日もhilbert変換の関数を勘違いしていて2、3時間溶かし頭を抱えた。

 

いけた!と思ったらInstantaneous Phaseも勘違い、、、それじゃあいかんのね、、成程どうしようか、、。

 

数学的なところはさっぱりなのでこういうところはいつも手探りでゆっくり進んでいく。

前の研究室だと誰か詳しい人が一人はいてすぐに聞けたけど、今はそうはいかない。

その代わりすべて理解しながら進めるのでその点は悪くない。

 

とは言え専門家ではないので分からないところはどうしても出てくる。

指導教員の計らいで、京大のA先生の所に今度いろいろと聞きに行くことになった。

論文で議論しているところの主に数学的な部分を聞ければいいなと言うことらしいが、自分が学部生の頃物理をそれなりに勉強していたことは伝わっているらしい。

 

ハードルが上がって無ければいいが、、、。

神経活動と回路

今日のセミナーの論文

science.sciencemag.org

Embryoにおける視床の同期活動が体性感覚野のマップ形成に必須」

Embryoのある時期で広範囲の同期活動を起こしていないと、視床→皮質の投射がおかしくなって(?)皮質のカラム構造が形成されなくなるとかなんとか。

 

この前自分がセミナーで紹介した論文

science.sciencemag.org

マウスにおいて、特定の発火パターンを示す神経細胞群は、軸索末端において同じような細胞接着・反発分子の発現パターンを示している。そのような発火パターンは嗅神経細胞での受容体の発現により決められている、らしい。

 

両方とも活動依存的な神経回路形成の話をしている

前者は、広範囲にわたる同期活動が最終的に投射先の細分化を促し、より精密なCortical-mapを形成すると主張しているのに対し、後者はもともとの遺伝子発現(嗅覚受容体の発現)によって様々な神経活動パターンを示す細胞群がいて、それぞれがConvergeしているという報告。

 

前者の体性感覚野はレチノトピーを示すのに対し、後者の嗅球は示さない。同じ嗅覚受容体を発現するもの同士が寄り集まってモザイク構造をなすといわれている。

 

こうやってまるで別の方法で、けど結局機能的な構造を獲得してるのを見るとすごく感動する。けどまだまだ分かってないことも多い。

 

 

発火パターンによって細胞接着・反発分子の発現パターンが決まるといったが、逆も確認されているのだ。この辺りは非常に興味があるので引き続き追っていきたい。